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除湿機の電気代はいくら?種類別の特徴やエアコンとの比較、節約方法も解説

窓際の除湿機
sora_yoshida@saisan-marketing.co.jp

衣類乾燥などで除湿機を使うにあたり、電気代の目安を把握したい方も多いのではないでしょうか。

除湿機の電気代は、除湿方式やモデルの消費電力によって変わるため、まずは各方式の特徴や計算方法を把握する必要があります。

この記事では、除湿方式ごとの特徴電気代のシミュレーション電気代の節約方法などを解説します。除湿機の電気代を抑えたい方は、ぜひ参考にしてください。

除湿機の電気代は「除湿方式」で変わる

電球と電卓
(出典) pixta.jp

除湿機の方式は、大きく4つに分けられます

電気代の安さで比較すると、「ペルチェ式<コンプレッサー式<ハイブリッド式<デシカント式」の順になることが多いです。

種類消費電力使用時期 仕組み
ペルチェ式とても小さい一年中
※小空間向け
ペルチェ素子を利用して、湿気を含む空気を結露させて除湿する
コンプレッサー式小さい梅雨~夏コンプレッサー(圧縮機)で湿気を含む空気を結露させて除湿する
デシカント式大きい秋~冬乾燥剤(デシカント素子)に湿気を吸着させて除湿する
ハイブリッド式やや大きい一年中コンプレッサー式とデシカント式の機能を使い分けながら除湿する

ただし、モデルごとに消費電力は異なるため、この順序が変わるケースもあります。

除湿方式別の特徴

除湿機の操作パネル
(出典) pixta.jp

次に、除湿方式ごとの特徴と仕組みの違いを紹介します。除湿方式によって消費電力に差が出る理由を確認しましょう。

ペルチェ式の特徴

ペルチェ式は、ペルチェ素子で空気中の湿気を結露させて除湿する方式です。軽量・小型な除湿機が多く、消費電力は少ないです。

ただし、除湿能力は低いため、クローゼットやトイレなど狭い空間での使用に適しています。静音性に優れているので、音が気になりやすい書斎や寝室で使うのもおすすめです。

コンプレッサー式の特徴

コンプレッサー式は、空気中の湿気を冷媒で結露させて湿度を下げる方式です。消費電力は比較的低いものの、結露させる工程があるため、冬場の低温環境では性能が落ちます。

また、本体のサイズ・重量が大きめで、運転音が気になりやすい点にも留意しましょう。

デシカント式の特徴

デシカント式は、空気中の湿気を乾燥剤のフィルターに吸着させて除湿する方式です。ヒーターで湿気の吸着部分を温めるため、消費電力は大きめです。

また、ヒーターから熱が放出されるので、室温を下げたい夏場の利用にはあまり適していません。コンプレッサー式に比べると軽量・コンパクトなモデルが多く、静音性は高めです。

ハイブリッド式の特徴

ハイブリッド式は、コンプレッサー式とデシカント式を合わせた方式です。ヒーターを使うため消費電力はやや大きめですが、デシカント式よりは消費電力を抑えやすくなっています。

基本的に夏はコンプレッサー式、冬はデシカント式で稼働するため、1年を通して安定した除湿能力を発揮することが可能です。

しかし、本体サイズが大きく、価格は高めのモデルが多く見られます。

【シミュレーション】除湿機の電気代は1カ月でいくらかかる?

家計簿と豚の貯金箱
(出典) pixta.jp

除湿機にかかる1カ月当たりの電気代をシミュレーションした結果、ペルチェ式の約558円が最安デシカント式の約12,053円が最も高い結果となりました。

あくまでシミュレーションではありますが、実際に除湿機を使う際の参考にしてください。

以下の計算式を用いると、気になるモデルの電気代を自分でも調べられます。

計算式

消費電力(kW)×使用時間(h)×電力量料金単価(円/kWh)=電気代

除湿機にかかる電気代を、期間ごとにシミュレーションした結果は以下の通りです。

除湿方式消費電力1時間8時間1日1カ月
ペルチェ式0.025kW約0.8円約6.2円約18.6円約558円
コンプレッサー式0.290kW約9.0円約71.9円約215.8円約6,473円
ハイブリッド式0.305kW約9.5円約75.6円約226.9円約6,808円
デシカント式0.540kW約16.7円約133.9円約401.8円約12,053円
※電力量料金単価は2026年3月現在の目安である31円/kWh(税込)を使用
※出典:よくある質問 Q&A|公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会

除湿機とエアコンの除湿、電気代はどっちが安い?

エアコンとリモコン
(出典) pixta.jp

除湿機とエアコンのどちらの電気代が安いかは、部屋の広さや商品によって変わりますが、除湿機の方が消費電力が少ない傾向です。

エアコンの除湿における消費電力は、基本的に公表されていませんが、一般的に下記の順に消費電力が少ないと言われています。

  1. 弱冷房除湿
  2. ハイブリッド除湿
  3. 冷房
  4. 再熱除湿
    ※下に行くほど消費電力が大きい

冷房」の消費電力を基準として、除湿機との電気代を比較する目安にはできますので、以下の条件で比較してみます。

消費電力
シャープ 除湿機
(ハイブリッド式)
275~295W
シャープ エアコン
(冷房)
580W
(10畳)
※出典:製品仕様|CV-UH160|SHARP
※出典:製品仕様|Rシリーズ|SHARP

同じメーカーの製品で比較したところ、比較的消費電力が大きい「ハイブリッド式」の除湿機でも、エアコンより消費電力が少ない結果となりました。

除湿機の電気代を節約する方法7選

部屋干しと除湿機
(出典) pixta.jp

除湿機の電気代を節約するには、使い方や配置場所などを工夫することが大切です。

ここでは、節約の7つのコツを解説します。

  1. サーキュレーターを活用する
  2. フィルターを定期的に掃除する
  3. 運転モードを適切に使い分ける
  4. タイマー機能を利用する
  5. 洗濯物の干し方を工夫する
  6. 省エネモデルに買い替える
  7. 電力会社や料金プランを見直す

1.サーキュレーターを活用する

除湿機をサーキュレーターや扇風機と一緒に使うと室内の空気が循環し、除湿効率がアップするため、電気代の節約につながります。

併用する場合は、部屋の中心に除湿機を置き、部屋の壁際や角にサーキュレーターを置くのがポイントです。中心に向けて送風することで、湿度の高い空気を効率的に除湿できます。

2.フィルターを定期的に掃除する

除湿機のフィルターを定期的に掃除して除湿能力を維持するのも、電気代の節約につながります。フィルターにホコリがたまった状態では、風量が減少して除湿効率が下がるためです。

お手入れは2週間に1回を目安に、掃除機などでフィルターのホコリを取り除きましょう。除湿機本体の吸気口に付着した汚れも、掃除機で吸い取ります。

なお、フィルターのお手入れをする際、ブラシ付きの掃除機ノズルはフィルターの破損や変形の原因となるので使用を避けてください。

また、感電やケガのリスクを避けるため、除湿機の運転を停止して電源プラグも抜いておきましょう。

3.運転モードを適切に使い分ける

除湿能力の高い運転モードほど消費電力も高くなるため、適切な使い分けが必要です。

自動運転モードは人が快適に過ごせる湿度50~60%を目安に調整してくれるので、通常時は自動運転モードがおすすめです。

機種によっては、「衣類除湿モード」「弱モード」などがあるため、それぞれの場に適したモードを使えば、効率的に運転を行ってくれます。

湿度が60%を超えるとカビの発生リスクが高まるので、湿度が高すぎるときは「強モード」を積極的に活用しましょう。

4.タイマー機能を利用する

タイマー機能が搭載されている場合は、うまく活用することでムダな運転を避けられます。

例えば、部屋干しで除湿機を使う際にタイマー機能を利用すれば、就寝中や外出中でも運転が自動で停止します。

なお、除湿機のモデルや洗濯物の量によりますが、洗濯物が乾くまでの時間は6時間ほどが目安です。

5.洗濯物の干し方を工夫する

衣類乾燥に使える除湿機を利用する際は、洗濯物の干し方を工夫するのも大切です。

干す際の具体的なポイントは以下の通りです。

  • 除湿機は壁や家具から少し離れた場所に置く
  • 洗濯物は10cmほど間隔を空けて干す
  • 除湿機の吹出口と洗濯物は40cm以上離す
  • 除湿機の風をまんべんなく当てる
  • 除湿機の風を洗濯物の下部に当てる
  • 洗濯物を干す部屋はドアを閉める

洗濯物の量が多いときは、中央に短い衣類を干して左右に長い衣類を干す「アーチ干し」を意識すると、より効率的に乾かせます。

6.省エネモデルに買い替える

古いモデルから省エネ性能に優れたモデルに買い替えると、電気代を抑えられます。

同じ家電メーカーの製品でも、省エネモデルと従来モデルを比較すると、消費電力が約3分の1になるケースもあります。

除湿機の寿命は5~10年ほどが目安です。古くなれば除湿能力が低下するだけでなく、故障のリスクも高まります。

運転時に異音・異臭や水漏れなどが生じたら故障の疑いがあるので、こまめにチェックしておきましょう。

7.電力会社や料金プランを見直す

現在の電力会社よりも安いプランに乗り換えれば、電気代自体を安くできます。

電気の品質や安全性は変わらず、電気の基本料金や従量料金が安くなる可能性があるため、まだ東京電力などの地域大手電力会社のままの人は、電力会社の乗り換えも検討しましょう。

自宅が都市ガスの場合、都市ガスもセットで乗り換えできる可能性があるため、光熱費をまとめて見直すのがおすすめです。

除湿機の使い方次第で電気代を抑えられる!

除湿機の特徴を理解し工夫して使用すれば、電気代を抑えられます。

サーキュレーターとの併用や運転モードの使い分けなど、節約のポイントをしっかりと押さえましょう。

また、電力会社や料金プランを変更すれば、除湿機を含む全体の電気代を抑えられる可能性があります。

現在の電気代が高いと感じている方は、最適な料金プランへの乗り換えを検討してみましょう。

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LIFE STYLE編集部
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「累計20万件以上」のライフライン商材を取り次いできたライフスタイル事業部。その知見をもとに、皆さまのライフスタイルが少しでも良くなるように、電気・ガス・ウォーターサーバーの最新情報をお届けします。
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