電気は即日開通してもらえる?電力会社との手続きの流れや注意点を紹介
引っ越しは準備することが多く、電気の契約はついつい後回しにしがちです。
電力会社によっては即日開通に対応してもらえますが、メーターの種類や申し込みの手順など、押さえておくべきポイントがあります。
この記事では、電気の即日開通における概要や、メーター別に知っておきたいポイントを紹介します。
併せて、手続きの具体的な流れや注意点も解説するので、ぜひ参考にしてください。
電気を即日開通できるかは電力会社で異なる!

電気の即日開通は可能なものの、すべての電力会社が即日開通に対応しているわけではありません。
また、対応可能な会社であっても、受付時間や曜日について条件を設けているのが一般的です。スムーズに電気を開通してもらうためにも、受付時間などを事前に確認しておきましょう。
引っ越し当日に焦ることのないよう、なるべく入居日の1週間前を目安に、電力会社との契約を済ませておくのがおすすめです。
【メーター別】電気の即日開通で知っておきたいポイント

電気メーターの種類によっても、即日開通におけるポイントは変わります。
スマートメーターとアナログメーターの種類別に、特徴や注意点を解説します。
なお、近年はアナログメーターからスマートメーターへの切り替えが進んでおり、2024年3月末時点で、全国のスマートメーター設置率は99.9%に上ります。
※出典:スマートメーターのオプトアウトについて(2025年2月)|経済産業省
アナログメーターが設置されているのは、ごくわずかです。
スマートメーターの場合
スマートメーターの場合、一般送配電事業者が遠隔で送電操作を行えるため、電力会社によっては即日での開通が可能です。
ただし、引っ越しシーズンや受付時間外などの場合は、開通までに時間がかかります。
Web申し込みを利用できるケースが多いものの、当日中の開通に対応してもらいたいなら、電話で申し込むのが一般的です。
アナログメーターの場合
アナログメーターは、電気使用量を作業員が目視で確認するタイプです。手動でブレーカーを上げれば、物理的には電気が使えます。
ただし、あくまで契約前の仮の状態のため、電気を使い始めたら速やかに電力会社と契約を結びましょう。
契約しないまま使い続けると、電力会社から通知が届き、期限までに手続きしないと送電が止まる場合があります。
以下のいずれかの方法で、地域電力会社と契約しましょう。
- 地域電力会社のWebサイトから申し込む
- 地域電力会社に電話する
- 物件によっては新居に置かれている「電気使用申込書」に記入して郵送する
基本的に契約前に使った分の電気代も後から請求されるので、ご注意ください。
4ステップ!電気を即日開通するときの流れ

電気を即日開通するときの流れは、以下の通りです。
- 電気メーターの種類を確認する
- 即日開通に対応している電力会社を探す
- 契約を申し込む
- 電気を使えるかチェックする
ステップごとの具体的なポイントを見ていきましょう。
ステップ1.電気メーターの種類を確認する
まずは、電気メーターがスマートメーターかアナログメーターかを確認しましょう。
見分け方は次の通りです。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| スマートメーター | 電気使用量が液晶画面にデジタル表示されている |
| アナログメーター | 電気使用量が文字盤にアナログ表示されている 円盤状のプレートが回っている |
スマートメーターの場合は、ステップ2以降の手順に進みましょう。
アナログメーターなら、手動でブレーカーを上げれば、とりあえず物理的には電気を使うことができますが、速やかに地域電力会社に連絡をして契約手続きを行ってください。
なお、電気メーターの設置場所は、マンションは共用廊下のメーターボックス内、戸建ては玄関付近の外壁などが一般的です。
ステップ2.即日開通に対応している電力会社を探す
次に、即日開通を受け付けている電力会社を探します。以下2つのポイントをチェックしましょう。
- 入居先が電力の提供エリア内か
- 即日開通の受付時間内か
新たに入居する物件が提供エリアに入っているかどうかは、電力会社のWebサイトで確認できます。
また、基本的には電力会社の受付時間内に電話などで申し込まないと、当日中の開通は難しいです。
中には、24時間体制で対応してくれる電力会社もありますが、多くの会社は「当日分の申し込みは15時まで」のように、会社ごとに締め切り時間を設けています。
ステップ3.契約を申し込む
電気の契約は、電力会社のWebサイト、もしくは電話から申し込みが可能です。
開通に必要な情報を事前に整理しておくと、スムーズに手続きできます。
- 契約者名
- 電話番号・メールアドレス
- 新居の住所
- 契約する電気の料金プラン
- 支払い方法
- 供給地点特定番号
供給地点特定番号は契約する電力会社が住所をもとに調べてくれるため、分からなくても基本的に心配ありません。
ただし、新築の戸建ての場合、電力会社のシステムで調べられない可能性もあるため、やはり1週間前までには手続きをしておくのが安心です。
なお、Webでは当日の申し込みを受け付けていない場合もあるため、急ぎの際は電話で申し込みをした方がよいでしょう。
ステップ4.電気を使えるかチェックする
電力会社への契約申し込みが完了後、電気が使える状態になっているかをチェックします。
スマートメーターは遠隔で開通操作が行われるため、自分でブレーカーを上げる必要はありません。
開通手続きが完了してから4時間ほど経っても電気が使えない場合は、電力会社に問い合わせてみましょう。
電気を即日開通する際の注意点

電気の即日開通では、以下の点に気を付けましょう。
- 即日開通に対応している電力会社が限られる
- 土日・祝日は即日開通できない可能性がある
- まれに自分で電力会社を選べない物件がある
- 電気代を二重で払わないようにする
4つの注意点を詳しく解説します。
即日開通に対応している電力会社が限られる
電気の即日開通に対応している電力会社は一部に限られるため、自分の気になる電力会社が対応していないケースもあります。
まずは当日中に開通してくれる電力会社と契約し、落ち着いたタイミングで希望の会社へ乗り換えるのも手です。
なお、新築物件で電力会社側で供給地点特定番号が特定できない場合、新電力会社での開通が難しいため、まずは地域電力会社に連絡して使用開始手続きをするのが一般的です。
土日・祝日は即日開通できない可能性がある
土日・祝日は電力会社の窓口が休みで、対応してもらえないケースが多いです。
また、対応している電力会社であっても、3~4月の引っ越しシーズンなどは電話窓口が混雑し、電話がつながりにくくなります。
引っ越し作業を土日・祝日に行う場合は、当日中に開通できるよう、時間に余裕を持って申し込み手続きを進めましょう。
まれに自分で電力会社を選べない物件がある
現在は電力自由化により、契約する電力会社を入居者が自由に選べますが、マンション全体で電力会社と一括契約している場合は電力会社を選べません。
例えば、「高圧一括受電」を採用している場合、建物のオーナーや管理組合・管理会社が電力会社と契約し、電気使用量に基づいた料金を各戸の入居者へ請求することになります。
電力を一括供給しているマンションは多くありませんが、電力会社を自由に選びたい場合は、賃貸契約を結ぶ前に確認しておくと安心です。
電気代を二重で払わないようにする
新居の開通手続きに気を取られて、旧居で契約している電力会社の解約手続きを忘れないようにしましょう。
解約手続きをしないと、旧居と新居で電気代を二重払いしてしまうことになります。
同じ電力会社を利用し続けるのであれば、旧居の解約と新居の契約を一緒に手続きすれば問題ありません。
新居の電力会社を選ぶときのコツ

電気代は毎月かかるコストのため、なるべくお得な電力会社を選びましょう。
新規契約の場合、即日開通に対応していない会社でも、長くて3営業日程度で開通が可能です。
引っ越しが分かった段階で早めに行動すれば、時間の余裕を持ちながら自分に合った電力会社を選べます。

また、即日開通してもらえる電力会社と契約し、後から希望の電力会社に乗り換えるのもアリです。
ここからは新居の電力会社を選ぶときのコツを解説します。
自分のライフスタイルに合った料金プランを選ぶ
電気の料金プランは電力会社によって違いがあるため、自分のライフスタイルに合っているものを選びましょう。
例えば、自分の電気使用量に合った料金プランを選べるとお得になりやすいです。
Webサイトで料金シミュレーションを提供している電力会社もあるので、チェックしてみてください。
電気とガスのセット契約を検討する
電気とガスのセット契約は、毎月定額の割引が適用されたり、さまざまな特典が付いたりします。
光熱費を安くするという観点でいえば、電気とガスをそれぞれ安い事業者と契約した方が安くなるケースも多いです。
しかし、セット契約は電気・ガスを個別に検討する手間を省けたり、請求を一本化できたりするメリットもあるため、有力な選択肢の1つです。

物件が大手都市ガスエリア(東京ガスなど)の場合、都市ガス会社も自由に選べることが多いため、電気とガスのセット契約を検討しましょう。
地方の都市ガスは参入事業者が少なく選択肢がないことが多いです。また、賃貸のプロパンガス物件は大家・管理会社が契約先を決めているため、ガス会社を選べないのが一般的です。
引っ越しの前に、物件が「都市ガスかプロパンガスか」「都市ガスならどの都市ガス会社の供給エリアか」を確認しておくと、セット契約を検討しやすくなります。
電気の即日開通に関するよくある質問

電気の即日開通についてよくある質問と回答を紹介します。
Q.即日開通は24時間いつでも対応してもらえる?
電気の即日開通は、「15時まで」など会社ごとに受付時間が決められているのが一般的です。
多くの電力会社では24時間のWeb申し込みに対応しているものの、即日開通は電力会社の営業時間に実施されるため、申し込めばすぐに電気が使えるわけではありません。
Q.開通手続き後はすぐに電気が使える?
開通手続きが完了してから、目安として2~4時間程度で電気が使えるようになります。
引っ越しシーズンなどの繁忙期は、電気が使えるまでさらに時間がかかる可能性もあります。
開通手続きが済んだら、自宅の照明やコンセントが問題なく使えるかチェックしましょう。
Q.電気の開通に立ち会う必要はある?
電気の開通は、基本的に立ち会い不要です。
ただし、メーターがオートロックの内側にある場合や、メーターの交換工事が必要な場合は、立ち会いを求められることがあります。
立ち会いが必要かどうか、あらかじめ電力会社に確認しておきましょう。
電気の開通手続きはなるべく早めに済ませよう
入居先の電気を開通する際は、対象の電力会社を探したり、当日中に対応してもらえるか確認したりする必要があります。
特に、土日・祝日や引っ越しシーズン中は、即日開通のハードルが上がります。
希望の電力会社がある場合は、なるべく早めに開通手続きを済ませておきましょう。

